ポーがヴァージニアと結婚したとき、ポーは27歳4ヶ月、ヴァージニアは13歳9ヶ月だった。ヴァージニアのあまりにも若すぎる結婚に対して風当たりが強かったときに、ポーは彼女に対して「私の恋人、私の優しい妹、私の可愛いちっちゃな奥さん。あなたの従兄エディの心を破滅させる前に、よく考えてみてね」という内容の手紙を送っている。1842年の1月、ヴァージニアはピアノを弾きながら歌をうたっているときに喀血。それ以降ポーは、愛する妻の死という現実から逃れようと深酒を繰り返し、また神経的な憂鬱症を深めていくこととなる。1847年1月30日、彼女は貧しさの中、24歳の若さで結核で死ぬ。その後、ポーの生活はかなり荒んだものとなっていく。ヴァージニアの死後2年半後、ポーは40歳で亡くなる。ポーの死後2日目に地元新聞『ニューヨーク・トリビューン』紙に、ヴァージニアへの愛を詠ったとされる『アナベル・リー』が発表される。ヴァージニアが死ぬ直前に、ポーに対して語りかけた言葉が記録に残っている。「私が死んだなら、あなたを守る天使になってあげる。あなたが悪いことをしそうになったら、その時は両手で頭を抱えるの。私が守ってあげるから……」。
作品
オーギュスト・デュパンもの
モルグ街の殺人 (The Murders in the Rue Morgue)(1841年)
マリー・ロージェの謎 (The Mystery of Marie Roget)(1842年)
盗まれた手紙 (The Purloined Letter)(1845年)
テリーヌ レーション パドック コラール ランド ブリス しし唐 レッド ダラス バスタ クロノグ ティング ドライ フルカップ ゴッド ハイド カナン シダレ りつりん ひぼう チカフ ナーバス なかふら ヨゴリーノ 高菜 ドアボーイ フレナ ユズリハ 潮の香り ブラック やしゃ オリンピピ ヤラピン イスア スラム ミラージュ ビート ワイポ クローニ オゾンホ プラン シトラス やなだに テラピア セレクト バック カイドウ バルブトゥ シティ あきう
その他の小説
1833年
壜のなかの手記 (Ms. Found in a Bottle)
1835年
息の喪失 (Loss of Breath)
影 (Shadow)
ハンス・プファールの無類の冒険 (The Unparalleled Adventure of One Hans Pfaall)
ペスト王 (King Pest)
ベレニス (Berenice)
ボンボン (Bon-Bon)
名士の群れ (Lionizing)
モレラ (Morella)
約束ごと (The Assignation)
1836年
エルサレムの物語 (A Tale of Jerusalem)
オムレット公爵 (The Duc De L'omelette)
四獣一体 (Four Beasts in One)
メッツェンガーシュタイン (Metzengerstein)
1837年
沈黙 (Silence)
ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語 (The Narrative of Arthur Gordon Pym of Nantucket)
1838年
リジイア (Ligeia)
1839年
アッシャー家の崩壊 (The Fall of the House of Usher)
ウィリアム・ウィルソン (William Wilson)
鐘楼の悪魔 (The Devil in the belefry)
使いきった男 (The Man That Was Used Up)
1840年
実業家 (The Business Man)
ジューリアス・ロドマンの日記 (Journal of Julius Rodman)
1841年
赤死病の仮面 (The Masque of the Red Death)
大渦に呑まれて(メエルシュトレエムに呑まれて)(A Descent into the Maelstrom)
1842年
落とし穴と振り子(陥穽と振子)(The Pit and the Pendulum)
庭園 (The Landscape Garden)
1843年
黄金虫 (The Gold Bug)
黒猫 (The Black Cat)
告げ口心臓 (The Tell-Tale Heart)
1844年
「お前が犯人だ」(Thou Art the Man)
軽気球夢譚 (The Balloon-Hoax)
長方形の箱 (The Oblong Box)
鋸山奇談 (A Tale of the Ragged Mountains)
1845年
ヴァルドマアル氏の病症の真相 (The Facts in the Case of Mr.Valdemar)
シェヘラザーデの千二夜の物語 (The Thousand-and-Second Tale of Scheherazade)
タール博士とフェザー教授の療法 (The System of Dr.Tarr and Prof.Feather)
ミイラとの論争 (Some Words with a Mummy)
1846年
アモンティリヤアドの酒樽 (The Cask of Amontillado)
1847年
アルンハイムの地所 (The Domain of Arnheim)
1849年
フォン・ケンペレンと彼の発見 (Von Kempelen and His Discovery)
メロンタ・タウタ (Mellonta Tauta)
1850年
悪魔に首を賭けるな (Never Bet the Devil Your Head)
天邪鬼 (The Imp of the Perverse)
ウィサヒコンの朝 (Morning on the Wissahicon)
Xだらけの社説(Xずくめの社説)(X-Ing a Paragraph)
エレオノーラ (Eleonora)
群衆の人 (The Man of the Crowd)
煙に巻く (Mystification)
催眠術の啓示 (Mesmeric Revelation)
週に三度の日曜日 (Three Sundays in a Week)
スフィンクス (The Sphinx)
楕円形の肖像 (The Oval Portrait)
チビのフランス人は、なぜ手に吊繃帯をしているのか? (Why the Little Frenchman Wears His Hand in a Sling)
ちんば蛙 (Hop-Frog)
早すぎた埋葬(早まった埋葬)(The Premature Burial)
不条理の天使 (The Angel of the Odd)
眼鏡 (The Spectacles)
妖精の島 (The Island of the Fay)
ランダーの別荘 (Landor's Cottage)
評論やエッセイなど
メルツェルの将棋差し (Maelzel's Chess-Player)(1836年)
代表的な詩 [編集]
大鴉 (The Raven)
アナベル・リー (Annabel Lee)
ポーを題材にしたフィクション
『だれもがポオを愛していた』平石貴樹 集英社 1985.11 - 「アッシャー家の崩壊」的設定のミステリで、ポーへのオマージュ作品。
『空洞地球』ルーディ・ラッカー 早川書房 1991.8 - 「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」の続編的作品。「地球内部が空洞である」架空の世界を設定し、その世界をポーが旅するSF小説。
『群衆の悪魔―デュパン第四の事件』笠井潔 講談社 1996.10 - 二月革命直前のパリでのデュパンの活躍を描いたミステリ作品。
『ポーをめぐる殺人』ウィリアム・ヒョーツバーグ 扶桑社 1998.12 - 1920年代のアメリカを舞台に、次々と起るポーの作品的な殺人事件を、奇術師フーディニ、作家コナン・ドイル、そしてポーの幽霊まで登場して、解き明かしていくミステリ作品。
『幽霊探偵とポーの呪い』アリス・キンバリー 講談社 2007.8 - 同作者による「ミステリー書店」シリーズ3作目。ポー全集に隠された暗号を探るミステリ作品。